毎日を健康的に過ごすことは糖尿病はもちろん認知症の予防にも効果的らしい

 

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朝日新聞の医療サイト「apital」の連載記事「よく知れば怖くない糖尿病の話」に「合併症としての認知症」について触れている記事がアップされました。

 

 

執筆しているのは、弘前大学大学院医学研究科内分泌代謝内科学講師の村上宏氏。

 

認知症は65歳以上の15%に発症する「ありふれた病気」という前提をまずふまえて、その定義は「脳がうまく働かなくなり、生活に支障が出るようになった状態」としています。老化による「もの忘れ」は認知症に含まれないことがポイントになります。

 

「認知症」と「もの忘れ」の簡単な違いは、数日前に映画を観たばかりなのに、そのタイトルを思い出せないのが「もの忘れ」で、映画を観たこと自体を覚えていないのが「認知症」の可能性がある、としています。

 

ここでタイトルに戻りますが、糖尿病では認知症を併発しやすいことで知られているそうです。糖尿病が血管障害を引き起こすことから、脳に障害が発生するわけです。

 

結局、認知症は治せない病気ですが、予防できない病気ではないこと、生活習慣に起因する糖尿病を予防することは認知症の予防にも効果があること、という一般的なオチなのですが、健康寿命を考えるとおろそかにはできないところでしょう。

 

解釈を広げれば、「適度な運動、和食中心の健康的な食生活、減塩、禁煙、いきいきとした日常生活、十分な睡眠」は、生活習慣病に限らず老後を脅かす認知症予防にも効果的である、ということになるわけです。