忠実に生きるには新しい価値やライフスタイルが必要なのか?

 

fuRoという組織、学校法人千葉工業大学の未来ロボット技術研究サンタ〜の所長の古田貴之さんがインタヴューに答えていた記事がおもしろかった。

 

2389055116_9a2ba290ab_m www.janecostalima.fot.br by Jane Costa Lima

 

 

ロボット技術で「未来」を創る ――活力ある高齢社会へ。新しいライフスタイルを提案|Mugendai

 

最近の日本企業は、(中略)新興工業国の追い上げに対抗するために、よる技術力を磨き「安くていいモノ」を作らなくてはと頑張っている。それが多くの日本メーカーが陥っている罠の1つだと思います。

 

これは、高度経済成長期の意識と同じようであり、追われるという被害者意識がある分だけ被害妄想貸しているとも言える、根深い問題ではないかと思う。

この罠の解決策として古田氏は、Apple社が新しい価値やライフスタイルを提案したことで成功したことを引き合いとしている。特にiTunesはエコシステムであり、新たな体験を提供するものである、と。

 

新たな体験を提供するシステムが守旧派の抵抗を受けるのは当たり前と言えば当たり前。

 

しかし、デフレのなかで新規にプラットフォームを立ち上げるのはかなり苦労するでしょう。ビジネスでスタートダッシュが肝心と言われるのは、資金がショートする前にいかにエクイティを確保できるかが生き延びる前提条件と言われる所以です。

 

技術だけ作って「法整備は誰かお願いします」という開発者は多いのです。でも、それでは単なるファンタジー。

 

たしかに、ファンタジーで生き延びようとする輩はいつの世にもどのジャンルにもいるようです。

 

と、こんなことを考えていたら、なんだかアメリカでトランプが大統領候補になりそうなのも意外ではないような気がしてきた。。。