衣更えのたびに重く嵩張る荷物を持って家とクリーニング店を往復するのが嫌になったのでネットのサービスを利用している

photo by Alexander Rabb

 

クリーニング店は地域最安値の店を探してちょっと遠くても頑張って小分けにしたスーツなどを持って行ったりしていたが、止めてしまった。

というのも…

 

やはり値段が安いクリーニング店の仕上がりは満足できないことが多々あって、だったら少し高いところならいいかといえばそうとも限らず、雨の降らない日を選んで持てるだけの量を勘案しながら持って行って持って帰ってという作業に疲れてしまったのだ。

 

ネットで申し込めるクリーニング・サービスがあることは、以前から広告などで知っていた。でも、荷造りをして宅配便を呼んでという手間がどうなのかということを考えていること自体が面倒だったのでリアル店舗にすがっていたのだけれど、リアル店舗を諦めたときにやってみようという気になったのだ。

 

実は、宅配料を含めてもそれほど高くないことがわかった。品質も2シーズンたのんでみた結果ではそれほど悪くない。

 

なにより、クリーニング店までの行き来や出来上がり日をあまり過ぎないように取りに行く配慮などの面倒くささがなくなったのは大きかった。

 

ボクが利用しているのは「せんたく便」というサービス。

 

クリーニングなら宅配クリーニングのせんたく便

 

 

 

 

 

ここを選ぶときに迷ったもう1つのサービスが「リネット」だった。

 

 

クリーニングの宅配なら24時間出せるリネットクリーニング

 

 

 

 

ボクが「リネット」よりも「せんたく便」を選んだのは、「せんたく便」がパック・サービスを行なっていたから。

 

基本的にクリーニングは季節の変わり目にしか利用しないし、小口のものはリアル店舗で対応すればいいと考えていたからだ。それに、パック・サービスは料金が割安になっていたことが大きい。

 

週単位や月単位で利用するのであれば、「リネット」のサービスのほうが合っているかもしれない。

 

この便利さを覚えてしまうと、いままで大きな袋を用意して、明日の天気を気にしながらいつクリーニングに出しに行こうか、いつ引き取りに行こうかと悩んでいたのはなんだったのかと思ってしまう。

 

そう思う人が増えているのを示すのが、この記事だった。

 

ネットでクリーニングサービスを展開するホワイトプラス、ジャフコから3億円調達 – CNET Japan

 

 

 

 

 

「リネット」の事業は順調に伸びていて、さらに事業規模を拡大するという内容の記事だ。

 

考えてみれば、ボクが子供のころの昭和40年代なんかは、クリーニング店は大きな帆布のようなバッグを荷台に括りつけた自転車で引き取りと配達のサービスを行なっているのが当たり前の風景だった。もちろん当時のクリーニングは高級で、配達サービス込みでも十分に採算が合う料金だったからなのだろう。

 

過当競争の時代になって、店頭では消耗戦とも言える値引き合戦が繰り広げられている業界だが、付加価値で業績を伸ばしているというニュースは興味深い。