定額泊まり放題という宿泊サービスはなかなか使い方が難しそうですね




多拠点生活に興味があります。

北アルプス縦走で山小屋を転々とした夏が記憶に残っているのかもしれません。

この引用記事は、Little Japanという会社の新たなサービスを紹介したもの。

この会社、ホステル運営のほか、空き家問題の解決や地方創生に取り組んでいるそうです。

代表の柚木理雄さんは元官僚で、院生時代にゲストハウス暮らしをしていたことから、その運営を手がけることを思いついたとか。

ゲストハウスって、もしかして下宿屋?

空き家対策も兼ねたゲストハウスの開業に向けて、2017年4月にクラウドファンディングを行ない、120万円を調達。

これを改修資金に充てて事業を開始したそうです。

空き家の状態にもよりますが、120万円のゲストハウス仕様へのリフォームは、かなり節約したんだなあという印象。

ワンルームマンションの賃貸用でも、かなりかかりますからね。

このゲストハウスで、月額定額サービスをスタート。

その内容というのが2コースあって、日曜日から木曜日(つまり閑散日)のみ予約できるパス」月額1万5千円と、制約なしで月額2万5千円。

このほかに一般の宿泊客も受け容れているそうです。

提携を含む全国15ヵ所が対象。

1階の予約で2泊までという制約もあります。

逆に言えば、3泊目は別の宿泊施設に移らなければならないわけですね。

そのへんが、ウイークリーマンションなんかと違うところかな。

総ベッド数が34と、少ないのも気になります。

柚木代表はこの定額サービスの利用者想定を、平日は会社に近いところで利用したい人としてようですね。

また、地方から都心に通う必要がある人も。

ということは、かなり立地がいいことがゲストハウスの条件になって、コストがかかる心配がありそうです。

立地が悪ければコストも抑えられる代わりに、想定した利用者への訴求力が減ってしまうでしょうし。

このへんはやっぱり、普通の賃貸アパート経営と変わらないみたいですね。

なお、定額サービスの利用者は、Little Japanでの面接が条件になります。

この点は昔の大家さん的な感覚にならざるを得ないのかも。

しかも、泊まれないリスクをのんでくれないと許可できないというのは、ちょっとなぁ……。

おもしろいビジネスモデルなんだけど、なんかちょっと使いづらそう。

そういえば、私もネットカフェを利用するときに、いくつかの違う会社のサービスを併用しているんですよね。

だって、行動範囲が決まっていない職業なので、いろいろな場所に行くから、そこで利用しやすいネットカフェじゃないと困る。

空き家対策を考えると利便性の悪いエリアだろうし、このサービスとの両立が難しそうですね。

ということで、短期定住型のサービスを考えるほうがいいような気もするのですが、いかがでしょうか?

それにしてもこの記事、焦点が絞れてなくて読みづらいなぁ(笑)。