電波が届かなくてもスマフォの位置情報を共有できる「みまもり機能」について

「登山アウトドア向けアプリ・WEBサービス「YAMAP」を運営する株式会社ヤマップ(福岡市、代表取締役 春山慶彦、以下ヤマップ)は、山の安全に貢献する「みまもり機能」を2019年7月16日よりリリース」というニュースが2019年7月にありました。
興味深かったのでクリッピングしておいたのですが、半年ほど経とうとしている現在、どうなっているのかを調べてみましょう。

同機能は、山行中のGPS位置情報を、家族や友人などに随時通知することを可能にしたもの。電波が届かない場所の位置情報の通知も、スマートフォンのみで可能になっているのが大きな特長で、これまでにはなかった山の安全網の形成に貢献します。なお、同機能の利用は無料です。

山で “人とすれ違う” ことが、誰かの命を救う!登山アプリYAMAPが、電波の届かない場所でもスマートフォンだけで現在地を共有できる新機能をリリース〜仕組みは特許申請中。すべてのユーザーが無料で利用可能〜 | 株式会社ヤマップ

利用にはYAMAPのユーザー登録が必要です。私は近所の低山を歩く際に登録済み。なお、登録は無料です。
YAMAPのアプリをダウンロードしてユーザー登録、ログインすると、「お知らせ」のなかに「みまもり機能について」という記事があり、そこから設定ができるようになっています。
「みまもり機能」の設定をオンにしようとすると、「LINEの友だちを登録」か「メールアドレスを登録」のどちらかを選ぶように指示されます。
おっと、「この機能はプレミアム会員のみご利用いただけます」という表示が(笑)。
YAMAPのプレミアム会員は、580円/月または4,600円/年の会費が必要です。
月1回の山歩きをするなら、それほど惜しくない出費なのかなと思いますが、いかがでしょうか。

YAMAPのプレミアム会員登録が必要

実はYAMAPのトレース機能がよかったらプレミアム会員になってもいいかなと思っていたのですが、実際に使ってみたところではイマイチだったこともあって、登録には至りませんでした。
山歩きにとって記録はとても重要ですが、実際に行動中の記録をとり続けることはかなりたいへん。
そういう作業がスマフォだけで自動化できるのであればと期待していただけに、残念でした。
有料会員が増えて、アプリの精度が高くなることも期待したいのですが、応援料としては毎月課金されるのって抵抗があります……。
自分の行動のトレーサビリティシステムはこれから進化していくものと思われますが、スマフォとアプリだけでなく、ウェアラブルでもっと違うカタチのツールが出てくることにも期待したいと思っています。