「昼食後の「ボーっ」とした時間はなぜ起きる? どうすればいい?医師の答え」という記事が目に止まりました。
書いているのは小林弘幸先生、自律神経の専門家で、私も先生が監修した体操をやって効果を実感したことがあります。
この記事では、刺激的な見出しが躍っていました。
それがこれ。
昼食後の二時間は捨てていい
食べてすぐ寝ても牛にはならないことは誰もが知るところ、むしろ推奨すべき行為であるというのが、最近の食後事情でしょう。
「シエスタ」が怠け者のイメージだったのは昔の話で、いまでは効率的なライフスタイルというわけです。
なぜ食後は寝たほうがいいのかと言えば、消化のために身体の機能を集中させようと、副交感神経を優先させるのことで、交感神経系の作業があまりうまくできない状態になるから。
すなわち、眠くなるということですね。
食後にいくらコーヒーを飲んでも、神経が強制的に身体の状態を作業ではなく消化のほうへ向けてしまうので、無駄な抵抗になってしまうということです。
となれば、この状態に逆らうのはストレスを高めるだけで、効率的なライフスタイルとはほど遠い行為になってしまうことになりますね。
昼寝したほうがスタイリッシュなんですよ。なるほど。
小林弘幸先生は、この時間をメールの処理など、あまり優先順位の高くない作業に割り当てているそうです。
そのほか、片付けや整理と言った、あまり考えないでいい作業を進めています。午前中に頭を使い、この時間はコピーやプリントアウトをしたりするという感じでしょうか。
また、人と会う予定をこの時間にするというのもいいようです。
自分の世界だけで処理する作業では集中力を維持するのが難しくても、人と会うことで交感神経が高まり、効率を落とすことなくタスクを処理できる、ということです。
やることの順番にこだわりすぎたり、午前中にできなかったことを午後イチに回すのは、自分の身体のことを理解しないで頑張ろうとする、あまり頭のいい方法ではないことなんですね。
20分ほどのシエスタなどをさっさと取り入れてから、スッキリした頭で午後のタスクに取り組むというのが、出来るパーソンのライフスタイルなんですな。