地域の医療崩壊が住人の寿命を延ばしたという矛盾

 

「病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ」という記事。

 

59083034_a115ebaaf7_m photo by joeltelling

 

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病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ | ログミー[o_O]
病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ …

 

 

 

スピーカーは南日本ヘルスリサーチラボ夕張市立診療所前院長の森田洋之氏。

データを用いながら、地域医療が崩壊した夕張で、なぜか寿命が延びていることを伝えている。

 

病院に漬け込んでしまうことが高齢者対策だという“常識”を覆す画期的な持論だ。

 

医療環境が整った都市部では、高齢者が列をなして病院詣でを繰り返し、医療費と寿命のどちらをも圧迫している。

 

これを解消するには、逆説的ではあるが、医療環境を整えないことも選択肢のひとつになりうるという、暴論だと思われていたことに実効性があることを示したものだ。

 

もちろん、周辺にはドクターヘリで搬入可能な高度医療設備があることも前提なのだが、改めて医療にも選択と集中が必要であること(すべての地域で平等の高度医療が必要ではないこと)が示されているのではないだろうか。