「週休2日制は非効率だという証拠」という記事。
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週休2日制は非効率だという証拠 – GIGAZINE
週休2日制は非効率だという証拠 …
記事では、1年が365日になったのは地球が太陽の周りを1周する自然の摂理だが、1週間が7日になったのは古代バビロニア人が太陽系に7つの惑星があると信じていたことに端を発した科学的根拠との結びつきが薄かったことを指摘。
その慣習から発生した週1日の休養日と、その休養日の暴飲暴食を防ぐために設けられたもう1日の休みという、後追いの週休2日には意味がないことについて言及しています。
American Journal of Epidemiologyの研究によると、週に55時間働いた人は、週40時間しか働かなかった人に比べて知的作業の効率が下がってしまうことがわかっています。また、「Be Excellent at Anything」の著者トニー・シュワルツ氏は、人は休憩の後に90分間の爆発的な集中を得ることができる、とHarvard Business Reviewに語りました。総合すると、労働時間を減らして休憩を多く挟むことで長時間働くよりも効率的に仕事ができる、ということになります。
実際に業績を上げている企業もあるとか。
また、全社で週休3日を実施するのは難しいので、以下のような勤務体系を提唱しています。
会社を2つのチームに分割して分業制にすること。Aチームは月曜日~木曜日までを割り当てて、Bチームには火曜日~金曜日を割り当てます。この勤務シフトは毎週切り替わるため、週末は実質的に4連休になります。営業時間は8時~17時から7時~18時までに変更され、1日の労働時間は10時間に増えていますが、勤務日の病気欠勤も取得しやすい環境であり、全体の士気は急上昇。従業員は「8時間で週に5日働くより、10時間を4日働く方が良い」と、新しい勤務体系を好んでいるとのことです。
実際の労働現場では、1日10時間労働は不可避でしょうから、労働基準法をちょっと調整すれば経営側も残業代を支払わずに済む日が増えるメリットがあります。
労働側にとっても、週に3日の休みが取れるのであれば、モチベーションも変わってくるに違いありません。それが1日の作業の効率アップにもつながるわけです。
日本人の働きすぎはいまも変わらないようですが、こうしたシステムの見直し案があれば、精神論だけで「もっと休め」と言われるよりも効果があるんじゃないでしょうか。