がん患者とそれを支える人をサポートする美術館と教会と病院と家を合わせたようなプロジェクトが日本でも発足した

 

2014年9月に「マギーズ東京プロジェクト」がスタートしたというニュース。

がん患者が安心して過ごせる空間「マギーズセンター」とは? 24歳で乳がん経験、鈴木美穂さんに聞く

 

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マギーズ・センターというのは……

 

イギリス発祥の「がん患者やその家族、友人たちが、誰でも気軽に立ち寄れて安心して過ごせる空間」。

イギリスには現時点で15カ所のマギーズ・センターが開設済みで、新たに7カ所に建設中とのこと。2013年には香港に初のイギリス外開設されているようです。

 

記事でインタビューに答えているマギーズ東京プロジェクト共同代表の鈴木美穂さんも24歳で乳がんを経験。

 

自分の経験を通じて、もっと気軽に相談できる仲間や、病気のことを話せる場所が欲しいと思う人は、たくさんいるだろうなと思ったんです。

 

がんは“国民病”のように喧伝され、早期発見で治療も可能な“恐れるに足らず”という風潮が日本でも蔓延しつつあるように感じます。

しかし、現実にはがん患者を襲う環境の変化は過酷であることに変わりがなく、周囲も慣れないためにサポートをしきれないというのが、経験しなければわからない事実だったりするようです。

 

鈴木さんは治療を終えてから団体を立ち上げて、サポートのための活動を開始。そのなかでマギーズ・センターの存在を知り、日本でのセンター建設に尽力し始めたところなのです。

 

現在、東京の湾岸エリアの土地にセンターを建設すべくコンペ中とか。

 

2015年春の着工を予定していますが、その建設費のメドをつけるのが目下の課題ですね。NPO法人化する予定ですし、将来は運営費などもクリアしていかなければならない課題です。

いろんな手法で資金集めをしていますが、今は「READY FOR?」のクラウドファンディングを通じて寄付を呼びかけています。おかげさまで、最初に設定した目標の内装費700万円は達成しましたが、建設費3500万円の到達を目指して、みなさんのご支援をいただければ嬉しいです。

イギリスのマギーズセンターのように、がん患者や家族たちが、安心して過ごせる場所で、無償のプログラムを受けられるサービスを実現していくために、頑張りたいと思います。

 

サイトには歌入りのトレーラーもあるので、ぜひ見ていただきたい。

 

マギーズ東京プロジェクトのサイトはこちら

http://maggiestokyo.org