この記事をざっくり説明すると……
新型コロナウイルス感染症対策で、三密となる映画館の営業は自粛要請が出ていますが、こんなニュースが目に止まってしまいました。
研究者はイギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドン在籍。
被験者は51名。
映画館で「アラジン」を鑑賞したそうです。
この鑑賞中、被験者は平均で45分間、健康な心拍数を維持した、というもの。
なお、1992年のアニメ版は上映時間が90分、2019年の実写版は128分でした。
記事では詳細がないけど、おそらく実写版だと思われます。
“健康な心拍数”とは
実験結果の“健康な心拍数”というのは、最大心拍数の45〜80%という数値で、早歩きやガーデニングといった“軽い有酸素運動”に相当するそうです。
つまり、心臓に負担をかけずに軽い運動をしたのと同じぐらいの運動効果が「映画を観る」ことにはあるということを証明した、ということになるわけです。
また、映画を鑑賞している人の鼓動には同じ場面で同じ鼓動になることがこの実験でも見られたとのこと。
つまり、個人差が少なく、誰でも映画によって運動効果が得られるということです。
どこで映画を観るか
それなら、このコロナ禍のなか、自宅のテレビ画面やスマートフォンで映画を観れば、運動不足も解消できる!
と喜ぼうとしたのですが、研究によれば自宅より映画館での効果のほうが期待できるとのこと。
つまり、作品に没頭できる環境で映画を観ることが、この効果と高い相関関係にあるということらしつです。
また、こうした集中の時間を定期的に設けることは、「日常生活での問題解決スキルを向上させ、生産性を高める」とも言及しています。
過去の研究でも、映画館での映画鑑賞が老年期うつを防ぐのに役立つことや、コメディ映画によって血管が拡張した心臓を強く保つことが指摘されていたそうです。
早くコロナ禍が収束して、映画館に映画を観に行きたいです。