メタボ健診の特定保健指導がどうやら効果薄だった件

3ヵ月に1度、主に血液検査の定期検診を受けて中性脂肪値や尿酸値の動向を点検しています。

体重計では「少し肥満」と出ますが、BMIが24ほどで推移しているので、なんとか肥満にはならずにいるというのが現状。

そこに、「メタボ健診の特定指導に心血管リスク低減効果なし」という記事が!

会社勤めならメタボ健診は必須

10年ほど前にアルバイト感覚で10ヵ月ほど会社勤めをしたのですが、秋にインフルエンザ予防接種、春にバリウム飲んでのレントゲンありの健康診断を受けました。

経営者曰く、社員の健康状態を把握するのは義務とのこと。

出版協会けんぽの健診を受けさせられると、胃潰瘍の跡が見られるが問題なしとのこと。その数ヵ月は激務だったので(単行本を数冊、並行して編集されられるというブラックだったのです)体重も減っていて(確かBMIで22ぐらいになっていたかと)、健康診断的には有料ということでした。

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この記事によれば、京都大学の研究機関が2013年から40歳〜74歳の男性約7万5千人を1〜4年追跡したところ、以下の結果が出たそうです。

・腹囲が閾値(85cm)より大きく保健指導を受ける群において、腹囲は1年後に-0.34 cm(p=0.02)、体重-0.29kg(p=0.005)、BMIは-0.10(p=0.008)とわずかではあるが減少した。しかし3、4年後には、有意差は消失し効果がみられなかった。
・心血管リスクに関して、収縮期血圧、拡張期血圧、HbA1c、LDLコレステロールのいずれも1~4年間で改善が認められなかった。
・実際に保健指導を受けた人のみで検討したToT解析では、1年後に体重は-1.56kg(p=0.02)、BMIは-0.61(p=0.01)と、いずれもわずかな減少がみられたが、血圧などの心血管リスクの軽減はみられなかった。

つまり、腹囲やBMIで肥満と診断された人は、保健指導を受けて改善させなければならなくなっているわけですが、その効果がほとんど出ていないことがこの調査でわかったことになります。

原因としては、ちゃんと保健指導がされていないか、それを守っているかどうかのシステムが機能していないか、その両方でしょう。

年間160億円が無駄に?

特定健康診査の費用は、年間で160億円とのこと。これだけお金をかけても、生活習慣病の原因と思われる兆候を改善できていないということは、健診を受ければいいと、形骸化していることを意味しているのではないか、ということでしょう。

「あと2kg痩せなさい」「夜10時以降は食事をしないこと」といった口頭だけの指導では意味がなく、もう少し効果が見える化できるシステムを必要としているというわけですね。

スマホのアプリでゲーム感覚の特定指導でも考えてくれないと、この状況は改善しそうにないでしょう。

160億円あるのなら、ポイント制を導入して、毎日の体重記録や運動量の数値化ができるようにすれば、かなり効果が期待できるのではないかと思ったりしています。