この記事をざっくり説明すると……
このニュースのポイントは
1)SHIBUYA109も、の「も」
2)参入する「領域」
3)「本格」
ニュースの概要
SHIBUYA109は、東京・渋谷にある最先端の流行発信や文化創造を続ける会社。「マルキュー」などと呼ばれて、ギャルの聖地だったりしていたのも記憶に新しい。
一般的な商業施設ともファッションビルとも一線を画した業態を展開して若年層の支持を集め続けていたが、新型コロナの影響をモロに受けている。
株式会社SHIBUYA109エンタテイメントは、SHIBUYA109ブランドを活用したSC運営を軸に、ネット通販事業、施設のイベントスペースや雪もイベントスペースや壁面を活用した広告・メディア事業を展開している会社。
この株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが、ブロックチェーンのメタバース「ザ・サンドボックス(SAND)」上に「SHIBUYA109 LAND」を開設することを発表したというのだ。
1)SHIBUYA109も、の「も」
この「も」は、次のアナウンスが先にあったことを受けての表現だと思われる。
エイベックス・テクノロジーズ株式会社(ATS)が参入してSAND内に設立した「エイベックスランド」では、3月3日にセールを開催。
- ピコ太郎、浜崎あゆみ(ayupan)、AmPm、大沢伸一(MONDO GROSSO)の関連NFTアイテム計6点
- 「エイベックスランド (仮称)」内で開催される初回イベントに参加できる「エイベックス パス」
- サンドボックス内のLAND(土地)
といったラインナップが販売された。
これに続け、ということだろう。
2)参入する「領域」
株式会社SHIBUYA109エンタテイメントは、ザ・サンドボックスを展開するBACASABLE GLOBAL LIMITED(香港)と業務提携をすることで、専用土地の開設を実現する。
ここで、従来型のEコマースにとどまらない、NFT・メタバースを活用した「期待を超える次世代の顧客体験」を提供する目的があると説明しているのだ。
3)「本格」
オリジナルNFT販売やNFTが手に入るミニゲーム、メタバース上での広告事業など、様々な事業展開をする予定であることから、SHIBUYA109が得意とするリアルの商業施設や広告事業の補助的な役割ではなく、将来的に主軸となるであろうことを考えての進出であることがうかがえる。
経過を注目したい。