新型コロナのmRNAワクチンって“できるヤツ”だったんだなぁ、という話

自分の「ワクチン接種済み証明書」を見ていると、なんだか御朱印帳に御朱印をもらってきたような気がして、嬉しいんだか意味のない御利益を期待しているみたいで恥ずかしいやらで複雑な気分です。

ということで、まず新型コロナウイルスのワクチンってなんなの?

というところから知っておきたいと思いました。

この「漫画家イエナガの複雑社会を超定義」という番組は、ザックリと話題のキーワードを知った気になれる内容でチェックしていました。

そのなかでこの回は「新型コロナmRNAワクチンを超速解説の巻」と題して、ワクチンについての概説を披露してくれています。

そもそもmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンというものが従来のワクチンとどう違うのか、身体にどのような作用を及ぼしてウィルスから守ってくれるのか、それは身体にとって負担や危害はないのか、などなど。

こんな疑問をザックリと吹き飛ばしてくれていました。

もう見逃し配信が終わってしまったので #もっと早く紹介しろよ! 番組自体は観ることができませんが、このワクチンがいかに画期的で応用性もあり、安全性の高いものだったかを調べるための基礎になってくれたと思います。

そこでそのmRNAワクチンを開発したカタリン・カリコ氏の記事があったので、これもチェック。

1980年代、ハンガリー出身で研修者だったカリコ氏は、研究費の打ち切りで解雇され、祖国を離れて研究を続けることになりました。

mRNAは、RNA研究のなかでも主流ではなかったため、冷や飯を食わされていたということだったんですね。

それでもなんとか続けられるような環境が整ってきて、それを応用させる機会が訪れた、というのがこのコロナ禍だったということです。彼女の研究がなかったら、これほど迅速にワクチンの開発と製造はできなかったということが、なんとなくですが伝わってきました。インフルエンザのワクチンの型違いを作り直すには1年ぐらいかかるという話は聞いていたので、どれほど今回のコロナ禍で役に立ったのかがわかるのではないでしょうか。

それとともに、「それって本当に効くの?」という不安が生まれるのも無理はなかったのかもしれません。粗製濫造なのか、どこかを端折って簡易版的なものを作ったのではないか、などなど。

まやかしであれば、それを体内に取り込んだ場合の安全性に不安が生じるのも当然。その点についても、mRNAワクチンの概略を知ることによって、不安がかなり軽減されました。

もちろん、副反応はゼロには成り得ないはずなので、経過観察などの対応が必要であることは言うまでもありません。

日本では、9月下旬から前倒しでオミクロン対応ワクチンの接種が始まっているようです。

接種に関する情報は、各自治体のサイトなどで確認できますので、自分の居住地のサイトを検索してください。「オミクロン対応ワクチン (自分の住んでいる市区町村名)」の検索ワードで出てくるはずです。

たとえば私が住んでる横浜市。

市長が定例会見のVTRをアップして、書き起こしの文章も掲載されています。

これによると、横浜市は予約の受付開始が9月22日から。対象は2回以上接種した12歳以上のすべての人で、接種時期は前回接種から5か月が経過していなければなりません。4回目せっしょが5月から始まっていたので、おそらく5回目接種の対象者は10月末になるとのこと。3回目と4回目の人が先に予約できるようになるんですね。

このように、背中を追い続けながらも追いつけないという新型コロナウイルス&変異株ですが、徐々にその距離は詰まってきているように感じるニュースが増えてきました。

ワクチンが万全でないことは確かですが、かかっても軽症で済む可能性を高くし、後遺症を含めてコロナのリスクを格段に下げてくれる効果的な方法として、私はしっかりと接種を続けたいと考えています。