生薬由来の伝統薬といえども効き目穏やかで効果抜群というわけにはいかないかもしれないという危険な話

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市販薬の成分を読んでみると、けっこう漢方と呼ばれるような生薬由来の要素が含まれている。

また、街中でも中国伝統薬と銘打って、ドラッグストアとは違う漢字だらけの薬を売っている店が目立つようになってきた。

なんとなく西洋の処方薬よりも中国の薬のほうが身体に優しいようなイメージがあるようだけれど、実はそうでもないという話を医師から聞いたことがある。

そのうえに、不純物が含まれている可能性も否定できないというニュースを耳にしたから、ちょっと怖くなってしまったな。

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中国伝統薬に「水銀」や「ヒ素」が含まれていることが発覚 | ロケットニュース24
中国製食品の安全性が問われる報道が相次ぐなか、ある調査で、中国伝統薬に有害物資が多量に含まれていることが明らかとなり物議をかもしている。「自然商品だから安全」というイメージが強い中国伝統の薬だけに、利用者のショックは大きい。 …

 

 

そもそも、毒をもって毒を制すというものが投薬の基本だとすれば、毒にも薬にもならないものは薬として成立しないはずだ。偽薬はちょっと違うけどね。

だからといって、汚染されている原料を使うのは論外なのだが、そのあたりの管理体制が整っていない国が原産地であることが多いというのも確かな話。

中国ではとんでもないものを薬として平気で売っているという話も聞くので、注意したほうがいいだろう。

ボクも昔、漢字だらけの薬を常用していた時期があった。近所にそういう薬局があったのだ。その店では一応薬剤師だという人が面談して処方してくれるのだけれど、その人も「漢方はイメージとは違って、西洋薬よりも効き目が強い場合もあるから注意してください」と言っていた。

なかなか自分に合う薬を見つけるというのは難しい課題かもしれない。