専門家の知見に基づいた内容で信頼のおける記事を掲載しているケアネットにこんな記事がありました。
禁煙に関する医学的な知見です。
私も20年以上前にタバコをやめたのですが、それまで1日2箱ぐらいスパスパしていたものを、突如まったく吸わない状態になり、それが続いています。
医学的見地に基づかないコラムなどでは、徐々に本数を減らす方法を推奨していたりしますね。
いわゆる「3歩進んで2歩下がる」みたいな感じでしょうか。
すっぱりやめられないんなら、1〜2本ずつ減らしていっても意味がないという意見もあるようなので、どっちなんだろうと思っていたところでした。
この記事では、喫煙毒性暴露バイオマーカー値というものを基準にして、徐々に減らしたほうが効果的なのか、一気に止めてしまったほうが効果的なのかの検証をしています。
専門的な基準なので、試験結果の数値を読む必要がありますが、それをすっ飛ばしても、徐々に止めてもすっぱりやめても、「ニコチン含有量を最小限または中毒性のないレベルにまで減量するための最適な時間的アプローチ」については大差がないという結果が出ています。
要するに、思い立ったが吉日で、自分の性格に合わせて、すっぱりやめるか、1本ずつ減らしていくかを選んで、とにかく健康に害のあるタバコを止めることを考えるということが大切だということになるのでしょうか。
それにしても、「毒性暴露バイオマーカー値」という数値の名前って、心理的効果がありそうな感じがしますね。