2020/08/20の音楽ライターの日乗

9時に出かけるカミさんを見送って、横浜JAZZ協会会報誌「HAMAJAZZ」9月号の印刷入稿。

昼過ぎに片付いたので、簡単にごはんを済ませて、録画した音楽番組などを観ながらダラダラ仕事の整理。

夜は、オルガンの土田晴信さんが関内のBarBarBarで無観客配信ライヴをするというので、ちょっと覗かせてもらう。リハで配信の調整のようすを見学。本番の時間の前に失礼して、帰途の電車のなかでYouTubeを観始める。実は、駅前でなにか買って帰って家で鑑賞するつもりだったのだが、ちょうどカミさんと帰るタイミングが合い、磯子駅前のサイゼリヤで食べて帰ることにする。サイゼリヤでBarBarBarのライヴを観ながら晩酌というのはなかなかできない経験だね。

配信の技術面は、土田さんがすでに個人レベルのプロ級になっているのでそつが無く、特に音はとても良いので(念入りにサウンドチェックをしていた)料金を徴収するには問題ないクオリティだが(途中ちょっとした放送事故はあったが)、ジャズクラブに行ってライヴを観るという“付加価値”をどうやって付けるのかという大問題がよけいに大きく感じられてしまう。

そういえばその昔、芝居小屋の役者は映画を目の敵にしたし、銀幕のスターはテレビになど出るもんじゃないとされていた。

背景は変わる。変わるとすれば、背景自体が変えられれば生き残るということだろうか。そのあたりがまだぼんやりとしているので、もう少し取材が必要だ。

よかったよかった。