安全・安心の飲食店選びは可能なのか?

厚労省アドバイザリーボードが、飲食店における国推奨の感染対策チェックリストの遵守状況とクラスター発生との関連についての調査結果を公表しています。

これは、2020年10月~2021年5月に国内でクラスター(8人以上の感染者発生)の発生した12施設(和歌山県8施設、岐阜県2施設、沖縄県[宮古島]2施設)と、比較対照のための同規模で感染者2名以下の施設)に対して18問のアンケートを施したもの。

これによれば、クラスターが発生している施設で怠っていた主な対策は次のとおり(対策の有無で発生率に開きがあるものの順)。

1. 他のグループとの間にアクリル板が設置されている
2. カラオケを提供していない
3. 他のグループとの距離を1メートル以上とっている
4. 飲食時以外はマスクを着用するよう客に促している
5. スタッフに症状を認めるときは検査を受けさせている/保健所の指示に従っている/休ませている

客としての自衛策は?

この結果を見ると、客としての確かめるのが難しいのは5番目ぐらいでしょうか。

あとは、入店する前に確認できそうな項目で、ネットなどでも表示しやすいものと思われるので、飲食店側もきちんと対策を取って、積極的にアピールできる要素になるのではないでしょうか。

いずれにしても、リスクを最小限に抑えながら、ワクチンの接種などの対策とともに、こうした環境的な衛生対策の整備と、客側のチェックという両輪をそろえることが、新型コロナに打ち克つ必勝法になっていくのかと思います。




登録はこちら≪MC─介護のお仕事≫