オリンピアンは無傷なのか⁈

いや、無傷じゃないんですよね〜、ということを調査した記事。

極限状態で記録にチャレンジする大会に出場するので、ケガも付きもの。

2021年7月に開催された東京オリンピックで国士館大学体育学部スポーツ医科学科の田中 秀治氏らの研究グループが行った調査に拠れば、オリンピック競技開催中のアスリートの傷病の合計は567人。

うち255人がけが、161人非熱関連疾患、125人が熱関連疾患。

コロナ禍のなかでの開催でしたが、このあたりのアスリートの健康管理は、数字を見るとしっかりできていたといえるかもしれません。

全体として傷病発生率が最も高かったのがマラソンと競歩で、17.9%を占めています。なかでも熱中症に関しては、全体の発生率のうちの5割を占めていたようです。

負傷の発生率が最も高かった競技は、ボクシングの13.8%。続いてスポーツクライミング12.5%、スケートボード11.3%となっています。

アスリートの母数は1万1,420人なので、傷病発生率は5%ぐらいでしょうか。

世界中から集まった出場者ということを考えれば、かなりケガの確率は低いと言えそうです。

プロは、体調管理もしっかりしているということの証明にもなった調査結果かもしれません。