ウィズコロナの新展開は果たして丸投げ体質から脱することができるのか?【ニュース拾い読み】

新型コロナの水際対策についての変更が示されました。


岸田総理大臣は日本時間の22日夜、訪問先のニューヨークで記者会見し、新型コロナの水際対策をめぐり、10月11日から入国者数の上限を撤廃するとともに、自由な個人旅行を認め、短期滞在のビザを免除する方針を明らかにしました。また同じく10月11日から全国を対象にした旅行の支援策やイベント事業などを対象にした消費喚起策を開始する方針を明らかにしました。

岸田首相はコメントを加え、「多くの方にご活用いただくことで、コロナ禍で苦しんできた宿泊業、旅行業、エンタメ業などを支援していきたい」と、コロナの経済対策の一環であることを示唆していますね。

一方で、安倍元総理の国葬では来賓にマスク着用を求めるなど、人流の拡大と感染対策のバランスをどうするかという部分への踏み込みが足りないような気がします。

これもまた、「各自でやってね」的な丸投げ体質のままだと、3年以上を経てもなおコロナとの付き合い方がぜんぜん進歩していないことを露呈することになるのではないかと心配になってしまいます。