5類移行で新型コロナの感染対策はどうなるの?[ニュース拾い読み]

5月8日に新型コロナウイルス感染症の扱いが5類感染症となり、対策も「個人の判断」によるところが多くなります。

そこで、CareNetの記事を読んで、なにが不必要になって、なにが必要なのかをヴァージョンアップしておきたいと思います。

記事ではCareNet会員の医師1,000名を対象にアンケートを実施。

そこで5類への移行後は不必要な感染対策をあげています。

約半数の人が不要と思う感染対策としては、「トイレのハンドドライヤー使用禁止」(55%)、「飲食店などでのアクリル板などの設置」(51%)、「学校での授業中のマスク着用」(47%)、「黙食」(47%)であった。

なるほどと思う反面、半分の医師“しか”そう思っていないという部分も気になります。

というのも、半数の医師は、「感染が再び拡大する不安がある」(51%)から感染対策を緩めるべきではないと考えているのだろう、と。

では、新型コロナはどうなれば収束したと思えるのか。

全体の3分の1が「インフルエンザと同じような感覚で捉えられるようになったら」(33%)と答えている。続いて、「感染しても普通のことと思えるようになったら」(22%)、「治療薬が普及したら」(13%)の順に多かった。

世界的にも、すでに新型コロナウイルスは過去のものという空気感がありますが、専門家のあいだではまだまだ半数が油断ならないという認識でいることが明らかになったと思います。

確かに、新規感染者も首都圏でゼロではないですし、罹ったらたいへんなことになるのも3年前とほとんど変わっていないわけです。

動向を含めて、気を抜かないようにしたいと思います。