この記事をざっくり説明すると……
2023年6月になって、世の中では新型コロナよりも麻疹やインフルエンザの話題のほうが膨らんできている気がします。
とはいえ、新型コロナも収束しているわけではなく、まだまだ「陽性になってしまった!」という声をチラホラと聞くような状況。
行政からはワクチンのブースター接種のための申し込み案内が来ていますが、私の年齢では優先されないため、しばらくは様子見といったところなのです。
さて、今後の新型コロナのワクチンは、定期的に摂取するべきなのかという問題について、WHOから定期的な追加接種を「推奨しない」というアナウンスが出て、ニュースになっていましたね。
このニュースをどう受け取ればいいのか。
この記事では、Taka先生の見解を紹介。
Taka先生とはこういう専門家です。
「手を洗う救急医Taka」としてTwitterで情報発信してきた木下喬弘氏(こびナビ副代表・日本救急医学会、外傷学会専門医)
Taka先生は「ワクチンは打ったほうが打たないよりマシ」という立場をとられています。
そのうえで、WHOが発表した「3回目は推奨しない」については、「WHOは『必ず打てとはいわない』といっているのであって、『打つな』とは別の話」としています。
その背景として、新型コロナのワクチンは副反応が比較的大きめに出るため、社会生活に影響が出ることを指摘。
世界的なパンデミックがある程度沈静化を見せている現状では、自分の生活とコロナ禍、そしてワクチンの副反応を天秤にかけながら、自己判断すべきフェーズに移行している、ということなのですね。
子どもへの接種について
オトナは自己判断するとして、子どもはどうすればいいのかについては、「まったく心配なく打っていただいていいと思います」と言われています。
これは、有効で安全性が高いというエビデンスに基づいた専門家の意見となります。
子どものほうが副反応が少ないという報告が、小児科学会から出ているようです。
アプデ版新型コロナ対応
では、感染症法上5類移行以降の新型コロナ対応はどうすればいいのか。
現実的には「多くの人と換気の悪い室内で話すときはマスクをする」とか、「1年に1回は新しくアップデートされたワクチンを打つ」という方向になるのではないでしょうか。
関東地方も梅雨入りして、熱中症の心配もしなければならりません。新型コロナが恐れるに足りずという状況は歓迎すべきですが、そうなるとますます日ごろの健康管理が問われるようになるのかもしれませんね。。。